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東城綾VS向井こずえ レズバトル

一目見た時にこの人には敵わないと思った。
こういう人が男の人に好かれるんだろうなって。
きっと真中くんも彼女の事が好きなんだろうなって。
勝手にそう思っていた。

図書館で夕日を浴びながら本を読む彼女はまるで映画のワンシーンに出てくるヒロインそのものだ。
清純そうな見た目。
高校生らしからぬ聡明さ。
けれどもそれを感じさせぬ柔らかな物腰。
そして、彼女の制服の上からでも分かる大きな胸。

Dカップの自分の胸を揉んで得意な妄想で彼女の胸と揉み比べる。
「ちょ、ちょっと何するんですか」
「東城さんの胸の大きさが知りたくって」
「なに言ってるんですか、キャッ」
妄想の中の彼女はしっかりと抵抗はしてくるものの最終的には受け入れてくれる。

セーラー服の上からでもずっしりとした重さが分かる。
みっちりと中身が詰まって固いのかと思ったが、握ってみると指が沈むほどの柔らかさであった。
東城の胸を触りながら自分の胸を揉んでみる。
決して胸は小さい訳では無いが目の前の彼女と比べてみると一回り位小さい気がする。

「Eカップか……」
女子校暮らしが長かった自分には手に取る様に彼女のバストサイズが分かった。
やはり自分より大きかった。
胸の大きさが全てでは無いが、彼女に負けない箇所が欲しかったのだ。
勉学では到底かなわない。
容姿でもかないそうにない。

それなら胸だけでも、スタイルだけでも良いから勝っていたいと思った。


ミンミンと蝉が鳴く時期が終わりに差し掛かった頃に意中の彼からお願いの連絡が入った。
彼は自分の才能を開かせてくれた人で私が初めて本気で好きになった男の子だ。
彼は勉強は人より得意ではない、運動だって飛びぬけているわけではない。
でも、彼の映画へのこだわりと才能は本物だ。
一生懸命がんばる姿に人は恋をする。

小説の中だけの話かと思っていたけどひたむきに映画を撮る彼の姿は、私にとってどの小説の主人公よりも輝いて見えた。そんな彼にいつの間にか私は惹かれていった。

お願いは単純に勉強を教えて欲しいという物。
勉強については自信が有ったし、なにより彼の力になれることが今の私にとって幸せの時間なのだから断る理由がなかった。
2つ返事で承諾したが、すぐに後悔する事になる。

集合場所の図書館に行くと入り口にどこかで見た事がある女の子が居た。
髪の毛を後ろにアップするように束ねている美少女。
いつの日か真中くんと一緒に帰っている事を見た時がある。
彼女もここで勉強するのだろうか?
予備校で知り合ったと聞いたからきっとそうなのだろう。

なんとなくモヤモヤした嫌な気分になった。
女の勘と言うか、彼女も淳平君に気が有るのが遠めに見ても分かった。
あれは恋する女の子がする顔だと。
自分もきっとそんな顔をしている時が有ったのだろう。

そんな妄想をしていると、彼女の顔が笑顔で溢れて私の方を向いて手を振る。当然私に向かって手を振った訳では無い。私と彼女は会話すらした事が無く、今日初めて会うのだから。

「東城、ゴメン待った?」
声の主を見て私も同じように笑顔になる。

「「真中くん」」

声が重なる。
二人の美少女は真中を見た後に自分と同じ言葉の発信源に目を向ける。やっぱりかと、お互いため息が出そうになる。紫の髪色の少女が真中に近づく。
「彼女が?とーじょーさん?」
「ああ、頭いいし教え方も上手なんだ」
無邪気な笑みで二人を見る。

本当に鈍感なんだから。

そう思う二人の美少女の目が合う。
二人はフフフと笑う。
「初めまして、えーと」
「こずえ、向井こずえと言います。今日はよろしくお願いしますね東城さん」
「ええ、向井さん」

ふんわりと笑う彼女に好感を抱いた。
笑顔が素敵な女性はモテると言ったが、こずえは女の子らしい笑顔の持ち主で有った。それに彼女は女の子らしい恥じらいを持っていた。
淳平君に声を掛けるときはいつも少しモジモジしながら声をかける仕草に少しヤキモキするときも有った。聞けば彼女は女子高育ちで、電車で見知らぬ男に触られていた時に淳平君から助けて貰ったという話だった。それなら彼女の中で彼が白馬の王子様のような存在になることはおかしい事ではない。

私自身も同じ局面で彼に出会ったていたら、もっと熱烈にアプローチをしたかもしれない。
彼の心はこずえでもなく、彼女でもなく私に揺れ動いたのではないかと後で思う。
それはずっとずっと後の話。

この日、淳平くんに呼ばれてこずえと自己紹介した後は、図書館の一室で勉強を教え合う。
といっても図書館なので大きな声を出さずに長椅子のテーブルで私とこずえさんが隣り合わせで私たちの向かいに真中くんが座る。二人に私が小さな声で教えるというスタイルだ。その為、出来る限り端っこで人が居ない席を選んで勉強をしていた。

「東城、ここ教えてくれないか?」
真中くんが小さな声で私に言う。
「ああ、ここはね……」
真中くんは予備校に通ってからメキメキと学力を上げてきた。以前なら解けなかった問題も難なく解いたり、私の説明を半分くらい聞いて大体理解してくれている。彼の中で何か決心した事が有るのだろうか?男子3日会わざればとは言ったものだが、こうまで変わるとは思わなかった。少し前までは私の胸に視線を感じていたが今はそんな事無くもくもくと問題を解いていく。

そんな彼の真剣な顔に見惚れてしまう。
少しだけ……。




東城さんの説明は的確で非常に分かりやすかった。
私が分からない所をしっかり噛み砕いて教えてくれる。学校の先生よりずっと教えるのが上手だ……。
彼女の横顔は綺麗で同い年とは思えない位に大人びている。


ただ、私に教える時に彼女の柔らかい胸が私に当たってしまうのだ。椅子の幅が狭いため、教えるときはちょっと私に近づいて教えてくれる東城さん。有難いのだが、彼女の胸がわざとなのか分からないが柔らかい感触が教えてくれるたびにポヨンポヨンと当たる。

彼女が真中君の方を向いた時につい胸を凝視してしまった。
で、でかい……。もしかしたら私より大きいんじゃないかな?
もしかして彼女はこの胸で真中くんと……。
淫猥な妄想癖が有るこずえは、妄想にふけってしまう。




真中はゴクリと唾を飲んだ。
女の子の変わりように。
その妖艶さに……。

「東城!オレ、もう我慢できないんだよ」
「じゅ、淳平くん。こ、こんなところで……」
図書館の隅は人気が無くほとんど死角と言っていい場所で、真中は東城に覆いかぶさる様に抱き着く。息は荒く、腰を彼女の太ももに擦りつけるように小刻みに動かす。

東城綾の女子校生らしく丸い太ももは淳平が腰を動かすごとに一点だけ押しつぶされるように丸く凹む。押し付けていたソレを離すと弾けるように凹んでいた太ももが元に戻る。若さ溢れる弾力で淳平のソレに何度押しつぶされてもソレが離れたらすぐに元に戻る。

「と、東城、分かるだろ……」
東城の頬に淳平の頬肉が触れる距離で切なそうに言う。それと呼応するように太ももに触れているソレもビクンと弾ける。淳平の荒い吐息が耳に吹きかけられて……。

んっ……。
ゾクゾクとするような感覚になって身をすくめて甘い声を漏らす。
「だめ……、か?」
抱きしめながら堪え切れない感情を押し殺して、確認をする。本当は今すぐにでも目の前の彼女を味わい、自らの性欲を満たしたい。思春期を過ぎた盛りの男子なら尚更だ。

「だめじゃ……。無いよ」
彼女の返答を聞くと歯止めが掛かっていた性欲のタガが外れる。さっきよりキツく抱きしめると彼女の豊満な胸が淳平の胸板に潰されるように形を平らに変えていく。
「で、でも人が居るから。胸でね……」

東城からの提案に真中は頷いて自分のベルトに手を掛ける。カチャカチャと金属音を鳴らしながらベルトを外していく。ベルトを外す真中の目の前で彼女はセーラー服の赤いリボンを外してブラウスをたくし上げる。

白のブラジャーと柔らかそうなオッパイが淳平を誘う。淳平の肉棒はそれを見て再度ビクンと跳ねて上向きになる。
「イク時は言ってね。場所が場所だから口で受け止めるね」

ニコリと笑うと彼女は淳平のペニスを両手で優しくつかむとブラジャーで谷間が強調された胸の間に挟む。
「あッ!東城の胸凄い柔らかいよ……」
マシュマロのように柔らかい感触に思わず声を上げる。
「淳平くんのも凄いよ、私の胸で脈打っていて凄い熱い」

谷間の中に入れただけでこれだけ気持ちいいのだからこの中で動いたらどれだけ気持ちいいのだろう。淳平は中腰の状態の東城の肩を掴んで腰を乱暴に振ると、肉棒が胸の中から飛び出て東城の鎖骨と顎にぶつかってしまう。キャッ、と声を上げる彼女を見て慌てて腰の動きを止める。
「ご、ゴメン東城。気持ちよすぎてつい」

「うふふ、淳平君ったら。今日は私に任せて」
東城はそう言うとブラで出来た谷間を両手でグイッと持ち上げると密度がより高くなった胸の中へ肉棒を挟み込んで上下にユッサユッサと動かす。亀頭が谷間から顔を出して上下するたびに口から我慢汁を吐き出る。その我慢汁が肉棒の滑りを良くしていく。
「ああ、やばッ。気持ちいいよ。東城……」

手で胸を動かしているからか腰を振るのと違った刺激が挟まれたソレに加わる。その快感に我慢できずに図書館の中だというのに情けない声を出してしまう淳平。その声を聞いてクスっと笑うと胸を上下する速度を次第に上げる。
「や、ヤバイ。と、とうじょお……」
パンパンに腫れ上がった亀頭が更に固くなって胸越しにも何かかが昇ってくるのが感覚を感じる。亀頭の割れ目に舌を重ねて口でいつ射精しても良いように全体を包み込むよう咥え込む……。

「イクっ!ああ、出るッ……」
あまりの快感にしがみつくように東城の頭を押さえて彼女の口の中で勢いよく射精する。ペニスがビクンと大きく脈打つと亀頭の口から精が吐き出される。2度、3度と脈打つたびに精子が吐き出されていき5度目で弾切れになった。

東城の口からズルリと肉棒を抜き出すと床に何滴か白い液体がポタポタと落ちる。
「ひゅんぺいふぅん、いっひゃいだひたね」
口一杯に精液を含んだ東城が笑顔で口元を押さえながらしゃべる。
しゃべり終わるとンクッ、ンクッと小刻みに粘り気が有り濃厚なソレを飲み込んでいく。淳平は射精の余韻に浸りながら東城のその様子を見ていた。



こ……。
こ……ず……。

「こずえさん?聞いてる?」
東城の声に我に返るこずえ。
「と、東城さん!えっと、の、飲み込んじゃったの?」
「飲み込んだ?何を?」
「え!?淳平くんのせい……。いや、何でもないです」
妄想の中に深く入り込んでいたせいか妄想と現実が一瞬だけ区別がつかなくなってしまったこずえは、急いで取り繕う。

「淳平くん?ま、真中くんがどうかしたの?」
東城がこずえの言葉を被せるよように聞いてくる。
「い、いや別にちょっと考え事してて……。って、あれ?淳平くんは?」
先程まで前に座っていた真中の姿が無い。もしかして本当に東城とどこかに行ったのではないかと思い横を見ると東城が少しむくれたような様子で座っている。それを見て内心ホッとするこずえ。

「真中く……。淳平くんは電話がかかってきたから少し前に席から離れたよ」
「そうなんだ。き、きづかなかったな」
「こずえさんは真中く……。淳平くんとは仲が良いの?」
「淳平くんとは仲良くなったような気がするけど……。正直分からないなぁ」
「そう、なんだ……」
少し安堵の表情を見せる東城の顔を見てこずえは何故だか分からないが胸にトゲが刺さる様な気持ちになった。彼女は私よりもずっと前に真中淳平という男に出会っているのに、私よりもずっとそばにいたはずなのに……。
男の人に興味はあったし、当然セクシャルな事にもずっと興味があった。
淳平くんなら、自分の初めてもあげても良いって少し思っていた。

そう思えた男の人のずっとそばにいて一時は好意を向けられていたはずの彼女への感情は良いものでは無かった。一時は自分の好きな人に好かれていたのに、それに答えなかった彼女へのどす黒い気持ちが、気付いた時には言葉として出ていた。
「東城さんは淳平くんの事好きなの?」

こずえの突然の問いかけに目がドギマギとする。
「え……。きゅ、急にどうしたのこずえさん」
自分の諦めかけていた恋心を抉られたせいか、声が上擦る。
そんな東城の様子を見ながらこずえは深いため息を出した後に……。
「私は好きなんだと思う淳平くんの事。さっき、仲良くなったのか分からないって言うのは淳平くんがきっと私じゃない誰かの事が好きなんだって思う時が有るんだよね」

その言葉に少しだけ真中が自分の事を好きなのではないかと思ってしまい、口元が少しだけ綻ぶ。その仕草をこずえに見られてしまった。
「そ、そうなんだ。こずえさん、真中くん。いや淳平くんの事好きなんだぁー」
取りつくろう為に生返事のような答えをしてしまう。
まるで自分が居るからその恋は叶わないといったニュアンスも含んでいた答えに向井こずえは我慢できずに更に口を動かす。
「本当は東城さんも、でしょ?」
その言葉にムッとするような顔をした東城は普段なら絶対にしない強めの言葉で反論をする。
「だ、だとしたら?こずえさんが好きでも、淳平くんがこずえさんに振り向いてくれるか分からないよね?」
「じゅ、淳平くんの好きな相手が東城さんって決まった訳じゃないじゃない」
声が徐々に大きくなっていく事に気づかない二人。
「相手がアナタだって事も決まってないよね!」
「それはアンタだって同じでしょ!」

図書館中がシンとなる。
その静けさに二人は冷静になると、周りの視線が自分たちに向けられている事に気づく。流石にバツが悪くなったのか、二人ともダンマリして目の前の課題に取り組む仕草をとると視線は二人から離れて行った。
「私、東城さんには負けないから」
こずえが小さな声で東城にしか聞こえないように言って、近づくと手が東城の胸に触れてしまう。無意識なのか先程妄想していたからなのかラッキースケベよろしくオッパイを持ち上げるように手の甲が当たる。ズシッとしながらも柔らかい感触が手の甲にのしかかる。

「いや、これは、違っ!」
「こ、こずえさん……。ど、どういうつもりかしら」
こずえが意図的に触った訳では無いと言おうとするが、その言葉は明らかに顔を赤くしてわなわなと震えている。怒りと恥辱の感情が入り混じっている。
「そっちがその気なら……」
東城はこずえが座っている方に体を半分向けると両方の手のひらでこずえの胸を持ち上げる。ユッサユッサとこずえの胸を揺するようにして触ると、フンッと鼻で笑う。
「こずえさん、私に負けないって言ったけど多分私の方が大きいよ」
普段の自分なら絶対に言わない台詞が口から出てくる。好きな人の事は譲りたくないという気持ちからが止められず、顔を赤く染めながらも言葉がスラスラと出て来てしまう。
「な、そういう意味で負けないって言ったわけじゃないよ」

「じゃあ、どういう意味?」
耳元で囁く東城の声に背筋がゾクッとする。恐怖による悪寒ではなく、興奮による震えだ。囁かれた耳元は真っ赤に染まり、頬も赤くなる。東城の柔らかな胸がこずえの胸をブラ越しに圧し潰す。

こずえの体が停止する。
東城の甘い香りに酔ってしまいそうになる。
顔が赤くなりすぎて東城の顔を見ることすらできない。
自分が誰かとセックスする事を想像した時なんか比べ物にならない位に心臓がドクンドクンと脈を打つ。こずえの心臓がドクンドクンと動くたびに自分より強い心音を胸のあたりに感じる。

この鼓動は誰の鼓動なのだろうか?
そこで我に返る。
東城の指が背中を撫でまわすように動いている事にもやっと気づく。
そして……。

自分の耳元で囁いた東城の耳も真っ赤に染まっている事に気づく。
この状況に興奮しているのは……。
この状況に欲情してしまっているのは自分だけでは無いと気づく。
「ねぇ、こずえ……。どういう意味なの?」
東城がもう一度耳元で囁く。
吐息が耳にかかってくすぐったい。
今すぐにでもこの女に身を委ねたい気持ちになる。

でも、それだと……。
それだと、東城に負けたと認めてしまう事になる。
それだけは出来ない。
手のひらを握るとじっとりと手汗を掻いていた。先程まで硬直して動けなかったが指が、手が、体が動く。
ならばやる事は一つと、東城の制服の隙間に手を差し込んでブラジャーの間に指を滑り込ませて胸をグイッと持ちあげるように揉む。揉み上げる。
「んっ、ちょ、ちょっと」
「どういう意味か教えて欲しいって言ったのは、東城さんだよね」
お返しと言わんばかりに東城の真っ赤になった耳に囁いて、フッーと息を吹きかける。彼女の体がビクンと揺れて指先に有った突起が固くなっていく。

「興奮しちゃったの?私に息吹きかけられて。これからこんなに大きく育っちゃったオッパイを弄って貰えるって想像しちゃったの?東城さんって私より変態かもね」
指先で突起の部分を右左と横に動かす。突起のシコリが固くなって弄りやすくなっていく。手のひらで持ち上げていた時に感じた心音は指先ですら感じれるほど大きくなっていく。

「調子に、乗らないで!」
それだけ言うと東城も同じようにこずえのセーラー服の隙間から手を滑らせてブラの間に指を入れる。すでにプックリと固くなった乳頭を指先で挟むようにして扱き上げる。ピースサインのようになった指が動くたびに乳頭が固く勃起して熱を持っていくのが分かる。それと同時にこずえが東城の耳元に甘い吐息を漏らしていく。
「んっ、あ……。とう、じょ……」
「あ、やめっ、こず……え…」
お互いに直接的に胸の一番敏感な部分を刺激する。お互いの甘い声を聞くたびに胸が切なくなり、股間がキュンと熱くなる。

もっと強く刺激したい。
もっと目の前の女を感じさせたい。
二つの欲求が二人の中で渦巻く。
渦巻いた感情は二人に同じ行動をさせた。

ブラジャーの間で狭苦しそうに動いていた指を引き抜いて、相手の背中に回す。背中はじんわりと汗を掻いているのが分かる。汗で手が滑るがブラのホックに指を引っ掛けてパチンと外す。ブラジャーに支えられていた二人の胸が支えを失ってズシンと重力を感じるように揺れて、乳頭が制服の生地に擦れる。

制服の上からでもハッキリとその形が分かるほど勃起している。
「こずえ、凄い勃起させてるね。私に弄られて気持ちよかったの?」
「東城さんだって、制服の上からハッキリわかるほど立っているじゃない」
「それはそうでしょ、私のオッパイの方がこずえより大きいから」
「なにそれ……。なら比べてみる?」
お互いの肩に顔を預ける様な状態で弄り合っていた二人は胸同士を比べる為に、離れると初めてお互いの顔をしっかりと見る。お互いの頬は紅潮して肉欲をそそる顔になり、先程までお互いの甘い吐息を掛けられていた耳も紅葉のように紅に染められている。


目と目が合うと、ゴクリとつばを飲み込んでお互いの喉が小さく鳴る。お互いにもしかしたらという感情が脳裏を過った。ブラジャーに挟まれながら触った時に、もしかしたら自分の胸より大きいのかもしれない。
もしかしたら、自分よりも柔らかいのかもしれない。
もしかしたら、自分以上に張りがあるのかもしれない。

自分がこの女に負けてしまうのではないか?
そんな気持ちが芽生えていた。それでも、相手も引かないし自分も引けない。支えを失った自分の胸を両の手で下から持ち上げて寄せ上げる。谷間に制服がギュっと苦しそうに挟まれる。
「泣いても、知らないわよ……」
「泣くのは東城さんよ」
二人は制服の上から互いの乳房を押し付け合う。プックリトした桜色のポッチが潰れていく。そのまま桜色のソレがお互いの柔らかい乳肉の中に押し込まれていく。
「ッ……、あッ……」
「んっ、こずえの乳首私のオッパイで隠れちゃったね」
「ッ!あっ、東城さんのが隠れたんでしょ?」
潰れ合った胸に引っ張られるように制服の生地が横に広がる。横に張る事などほとんどない筈の生地がまるでアイロンをかけた後のように胸に圧迫されてピンと張る。生地が張る事によって先端の突起、胸の中でも一番敏感な所が痛いほど擦れる。


二人の顔に痛みの色が出る。
「こ、こずえは私のオッパイに潰されて痛そうだね」
「東城さんだって、す……、ごい、痛そうじゃない」
カップ数の差なのか?徐々にこずえの方が痛みを我慢しきれなくなってきていて、椅子の端までジリジリと下がりスカートに守られていたお尻が椅子から少しはみ出る。一瞬だけお尻が宙に浮いたような感覚に陥る。このまま押し付け合っていったら、後ろに倒れてしまう。


---つまり、負けてしまうのだ。
成績でも容姿でも負けて、女としても負ける。
そんな事は絶対に認めることが出来ない。
頭の中でストップをかけていたブレーキを外す。
さらに過激な攻撃をしないと勝てない……。

そう考えたら、もう止まる事が出来なかった、胸を支えていた両の手を離して東城の制服を上にたくし上げる。制服によって隠されていた東城の桜色の乳首が外気に触れる。「ちょ!」東城が驚きの声を上げてこずえを止めようとするが、その声唇で塞ぐと、自分の胸もはだけさせて東城の乳首と押し付け合わさせる。
「んンッ!」と、東城がこずえの口の中で喘ぐ。その声と唾液を飲み込んで、自分の唾液を舌と一緒に送り込む。東城の舌は熟れた果実のように甘かった。

桜色の乳首同士が触れ合う。先程までは痛みを我慢する戦いであったが、局面が変わった。制服の布が一枚なくなって触れ合うだけで痛みの戦いから快楽を与え合う戦いに変わる。東城の乳首はこずえのソレよりやらかく柔軟性が有ったのか、こずえが乳房を上下に動かすと潰されるように乳首も上下に動く。
桜色の突起が擦れるたびにこずえの口の中に東城の甘い音がンッンッ、と流れ出る。
「ひょうじょうさん、どぉ?ひもいいでしょ?」
「こずへぇ、ひゃんた、にゃにすんのよ」
舌と舌を絡ませ合いながら、言葉にならないような会話をする。
ブレーキを解除するまで宙に浮いていたこずえのお尻は既にしっかりと椅子に戻っており、今度は逆に東城の方が宙に浮きかけていく。

「ひょうじょうさん、どぉ?わたひぃのかちでしょ?」
東城の抵抗が緩くなっていき、自分の勝利を確信し始めたこずえは東城に負けを認めさせようとしていた。東城は舌を絡ませながらも顔を左右に振る。まだ負けを認めるつもりはないようだ。それならと、今度は両手で東城の胸を揉み上げる。下から上へと持ち上げて人差し指で敏感な突起をこねくり回す。
「ひゃうっ!」
甲高い嬌声が東城から奏でられる。抵抗する力が弱まり、こずえにされるがままになってしまう。その様子にニヤリと笑みを浮かべて唇を離す。舌と舌から淫猥な唾液の一本線がツッーと垂れる。
「すっごい気持ちよさそうだね?私のオッパイにも気持ちよさそうに潰されていて、指でも弄って貰えてうれしいのかな?東城さんは変態だねぇ」
「ち、ちがうもん」
敏感になった乳首を執拗に弄られていつもより幼い言葉遣いで答える東城。その姿にゾクゾクとした興奮を覚えるこずえは更に執拗に指で乳首を弄り倒す。

「んんッ!だ、だめ、これいじょうわぁ!」
手で自分の口を抑えて声を殺して周囲に気づかれないようにする。
体は小刻みに震えて足がピンと張る様な感じになる。
「イキそうなの?こんなに人が居る所でイクんだぁ。東城さんは?」
耳元で囁く。
口を抑えて涙目になりながら首を横フルフルと振る。
「止めて欲しいの?ダ~メ。ほらイキなさいよ」
指先でピンと弾くように乳首を叩く。
その痛みと快感で東城はビクンと身体を震えさせてこずえにもたれかかる様に倒れる。
「イッちゃたね……。オッパイでも負けて、イカされるってどんな気分なの?」
「ま、負けてないよ」
「ううん、負けたんだよ東城さんはオッパイでも恋愛でもね。淳平くんが戻って来る前に、分かるよね?」
東城をイカせた事で有頂天になっているこずえ。興奮状態になっている事も有って発言が強気な感じになる。


「良い気に……」
「うん?なに東城さん?もっとハッキリ言ってよ」
「良い気にならないで!」
こずえの唇が塞がれる。
甘い熟れた果実のようなものが口の中に入ってくる。
その甘い果実が舌に触れると、下半身の一番敏感な箇所がビクンとうずく。
うずくというより跳ねた。
肩を抱き寄せられて口の中に東城の舌が入っているとしっかり分かったのは敏感な箇所がもう一度跳ねた時だった。自分で弄る時とは全然違う感覚がアソコから伝わる。自分のアソコに手をやると柔らかい指が下着の上から弄っている。

東城の指はこずえの下半身で一番敏感な突起のところを正確にさすっていく。そこを触ると相手の女の舌がビクンと跳ねるから「ここが一番気持ちいい」所というのが分かった。
「ひょずえ、ひゃっきまでひょうしはどうひたの?」
「う、うるひゃいわね!」
東城のアソコに手を伸ばす。
下着の上からでも分かるくらいにジットリと汗ばんでいて、湿っている。指が「一番気持ちいい所」に近づくにつれて熱くなっていく。指先でそこを押すと下着の色が変わりシミになっていく。自分のアソコもそうなっているんじゃないかと思うと急に顔が熱くなっていき何かが昇ってくるような感覚に襲われる。

空いた手で東城の体を強く握り、足がピンと張る。それに合わせるように東城の指の動きが早くなっていく。カリカリとこずえの敏感な所を刺激していく。何度も何度も執拗に。

手と足は指先まで力が入っているのだが、体は宙に浮くような感覚になる。宙に浮かび終わると、ブワッと汗が体中からあふれ出る様な感覚と一緒に少し体が重くなるような倦怠感が出る。ピンとなった手足から力が抜けていく。
「イっちゃたの、こずえ?さっきまであんなに調子乗っていたのに」
東城が耳元で囁く。
真っ赤になった耳を舌で優しく舐め上げる。
「これで私の勝ちね。それともまだやる気?」
「と、当然でしょ」
重たくなった体をよたつきながらも動かして東城を睨みつける。
「淳平くんが来る前に」
「決着を付けましょう」

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下着の上から刺激していたアソコを今度は直接刺激する。パンツの中に手を伸ばすと既にソコは濡れていてスルリと指が中に入る。指の第一関節をクイッと曲げて中のザラザラしたところに触れる。二人の体が跳ねて「んッ」と甘い声が漏れ出る。そこからは指先で中の愛液を外に掻き出すように刺激し合う。
「東城の中すっごい締まって私の指を締め付けてくるよ。コレが気持ちいいの?」
「こずえだって、凄いわ。聞こえるこの音?」
ニチャニチャとした音が二人の下腹部から漏れ出る。周りに人はおらず、誰も二人がこんな事をしているなど想像は付かないだろう。
「ンッ、さっさとイキなさいよ」
「こ、ずえがイキなさい」
先程まで勉強していた空間が二人のメスのどちらが男に相応しいかを比べ合う空間に変わる。この異常な状態に二人はすっかり興奮しきっていて下着の色は元から染みていたのかと思えるほどに変わっている。
「も、もうッ!」
「だ、ダメェ!」

声を上げると意識がフワッと浮くような感じになる。
目の前には既に息を切らした、敗者の姿が有った。

「悪い!外村の奴が長電話してきやがってさ」
「ま、真中く……。淳平くん!」
「あれ?----は?」
「うふ。今日は先に帰るって」
「そうなんだ」
「それより、勉強の続きする?それとも……」

真中はゴクリと唾を飲んだ。
女の子の変わりように。
その妖艶さに……。


という事で、ココまでです。

イラストは遊び人さんから去年に貰っていたものですが、物ぐさな僕が全然書かずにいました。すいませんでした。
今年は作品紹介よりもSSに力を入れていくつもりですので、感想とかWEB拍手かコメントで貰えると非常に励みになります。

あと自分中で今年は同キャラ以外の物を書けるようにしていけたらなという思いも有りますし、一般向けのエッチじゃないのも書けたらと思っています。

まぁ、先ずは書く事が大事なんですが……。

これ以外にもSSを書いたりしています。

過去に書いたオリジナル作品がコチラ
お題箱で貰ったのがコチラ

何日か経ったらpixivにも乗せるつもりです。
どちらもソチラでもブクマとかイイね貰えると喜んだりします。


それでは、またお会いしましょう。
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テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

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