【お題箱】SAOのアスナがレズキスバトルする話
どうも、karimiのお題箱。
オーナーのkarimiです。
今回のお題は「ソードアートオンラインのアスナ同士の剣と剣での戦いからのキスバトルが見たいです。できればALOでの戦いでお願いします」というお題でした。
twitterではフタナリチンポチャンバラレズキスバトルにするみたいなツイートをしましたが、さてどんな作品になるのか?
ちなみに前回のお題はラブライブの同一CPが見たい、出来れば巨乳キャラというものでした。
SAOのアスナはゲームをやったことがあるので風貌は知っています。
そのゲームは2時間くらいやった記憶があります。
こんな感じのキャラです。剣を使って主人公を「キリト君」と呼ぶ印象が僕の中で有ります。
普通に可愛いキャラです。
ただ、僕があまり詳しくないだけです。
逆にkarimiが知っているキャラを当てるまで、お題を書くというのも有りですね(笑)
さて、書いていきますか。
「妖精王の妃」と彼女は呼ばれて、世界樹の檻に閉じ込まれていた。
誰もいない空っぽの空間。
居るのは自分だけ。
「いつまで私はここに居るんだろう。キリト君助けてよぉ」
ポツリと弱音を吐く。
思うのは自分が好きな人。
きっと彼が私を助けてくれる。
年頃の女の子が白馬の王子様が来るのを待ち焦がれるように、アスナもキリトが来てくれると思っていた。
夜空を見上げて、大好きな彼が来ると胸を焦がしていた。
妖精王の妃が二人いる―――
そんな噂が流れ始めて、自分の周りがざわつき出した。
妃は一人だけではないのか?今檻の中にいる女は誰なんだ?
困惑する周囲の状況にアスナは不安を感じていた。
噂が流れ始めてすぐに、アスナの檻の前に自分と全く同じ姿の女が連れて来られる。
「ティターニア、貴様は本物なのか?」
妖精王オベイロンが薄汚い笑みを浮かべながら、檻の中にいる少女に問いかける。
「本物も何も私はアスナよ、ティターニアなんかじゃない」
「ほう?ティターニアではなく、アスナか。なら、お前は誰だ?」
もう一人の自分と同じ姿をした女性が、檻の前にドンと押し出される。
「ちょっと!押さないでよ!私がアスナよ。なにがティターニアよ?突然連れてきて!」
二人の目が合う。
二人とも驚いた表情をする。
青く流れるような美しい髪。
豊満で揉みがいのありそうな胸。
引き締まったおなか。
プリっとしたお尻のライン。
そして、キリトが愛してくれた可愛らしい顔。
まさしく、自分そのものと言っても過言ではない少女が自分の前に立っている。
「あ、あなたは誰?」
「私はアスナよ。あ、あなたこそ誰なの?」
「わ、私がアスナよ。ちょ、ちょっとどういうことなの!?」
二人ともオベイロンの方を見る。
彼は変わらず下品な笑みを浮かべながらアスナの体を見ている。
「はて?私は本物のティターニアにしか興味は無い。どちらが本物ティターニアなのか、体を触って判断させて貰おうかな?」
いやらしい手つきをしたオベイロンが近づいてくると、二人は拒絶の反応を示す。
「ちょ、ちょっと寄らないでよ!」
「ち、近づかないで!変態!」
二人の声にたじろくオベイロン。
「クッ!だがしかし、本物のティターニアは一人だけ!偽者は私が直々にぃ!どうして偽者として我らの前に出てきたのか体に聞いてやろう」
ベロリと舌を出して、値踏みをするようにアスナたちを見るオベイロン。彼の股間の中のソレがズボンの上からでも分かるほど固くなっている。
「なら、話は簡単よ」
「ええ、簡単ね」
「「この子が偽者だから」」
二人は自分の目の前にいる青髪の少女に指をさす。
相手が自分を偽者と言っている事が分かると、眉が吊り上がる。
「は、はぁ!?なにいっているの?私が本物のアスナよ!」
「いやいや、後から来たくせに何言っているの!私が本物よ!」
檻を掴みあいながら、相手が偽者だと言い合うアスナたち。その姿を見てベロリと舌を動かすオベイロン。
「言い争うな、ティターニアよ。どちらが本物かは単純明快であろう」
そういうとオベイロンは何もない空間から、剣を二つ取り出した。
空間から出された剣はいわゆる、ブロードソードと言われる剣でレイピアより幅が広い武器だ。
オベイロンがパチンと指を鳴らすと、二人が掴んでいた檻のカギが外れて外に出られるようになった。
「手に取るのだティターニアよ」
ブロードソードはアスナ達の目の前に飛んできた。
剣の柄を掴む二人の青い少女。
「確かに」
「単純明快ね」
二人は距離を取るために大きく後ろに飛ぶ。その風圧で世界樹の葉がヒラヒラと宙に舞い踊る。
「理解するのが早くて、実にイイ!流石はティターニア、余の妃よ。より強い方が本物のティターニアである、単純明快であろう!アハーッハッハッ!」
オベイロンの高笑いが合図となり、二人の青は一気に相手に切り込む。
風の切り裂く音と剣と剣がぶつかる音が同時に鳴り響く。
素早い斬撃、斬撃に合わせるように剣を構えてそれを防ぐ。
返す刀で切り返すと、青の残像が真っ二つに切り裂かれるがその視線の先には何もない。
上空からビュンという音がする。
上を見ると青髪の少女が叩きつけるように、斬りかかってくる。
「貰った!」
その剣は地面を叩きつけると、目がチカとくらむような火花を作る。
躱された。
それに気づくと、自分の後ろ側から鋭い蹴りが飛んでくる。
剣を離して、猫が転がるように蹴りをよけると相手の腹へ突き刺すように蹴り出す。
ギイィィィィンっ!
足裏から金属音が聞こえる。足裏にはブロードソードの感触だ、防がれたのだ。
一転して攻守交代、蹴りを剣で防いだ青の剣士は相手の脚を振り払うように斬撃を繰り出す。
「てぃやああ!」
ビュン!そんな風切り音が聞こえるほどの速さの斬撃は、青髪を数本切っただけで本体を斬る事は出来ていなかった。本体は手放した剣を拾い、すでに此方に斬りかかってきている。
初撃を躱して、反撃の切り込み。
相手も同じように躱してくる。回り込んで斬りかかろうとすると、同じように相手もぐるりと回って切り込んでくる。
2度目の攻撃は刃にヒビが入るような衝撃だった。互いの剣と剣がぶつかり合い、いわゆる鍔迫り合いの状態になっている。自分が押し込むと、相手も負けじと押し込んでくる。刃のヒビがドンドン拡がっていく。
ここまでくると最早力比べ。
本物で有れば偽者よりも力が強いといわんばかりに、お互い引かずの力勝負。アスナにしては珍しく感情的な戦いになっている。それほどまでに自分の偽者が出てきたことに腹を立てているのだろう。
グっと剣を持つ手に力が入る。
ピシピシと音を立てるように剣が壊れていく。壊れるより先に相手を斬りつける為に、鍔迫り合いを止めて斬撃を互いに繰り出す。バチンと火花と刃が空に舞う。刃同士がぶつかって完璧にブロードソードが折れてしまったのだ。
その衝撃を感じた二人は再び後ろに距離を取るようにバックステップをする。
「ハァハァ。う、うそでしょ?私と互角なの?」
「に、偽者の癖に。つ、強い」
オベイロンは二人の余りの強さに少し引いている。
「ふ、二人とも。なかなかやるではないかぁ。きょ、今日はココまでにして決着は明日に回したら、ど、どうかね?」
オベイロンがそういって指先をパチンと鳴らす。そうするとアスナが幽閉されていた檻のドアがガチャンと閉まる。
それと同じタイミングでアスナたちの体を黒い球体が覆う。
「「ちょ、ちょっと。なによ!コレ」」
慌てる二人を余所に、オベイロンは指をもう一度鳴らす。
黒い球体に包まれた二人は窮屈な檻の中に詰め込まれる。
転送させられたのだ、オベイロンに。
「では、余の妃よ。余が離れている間にどちらが本物が結論を出しておくのだぞ」
オベイロンは自分自身も球体に身を包み始める。
「あ~、一つ言い忘れた。このゲームではNPCへの性行為に準ずる行動は出来ないように設定されている。つまりだ、NPCに性的接触をした場合はその相手は消えるって訳」
「「な、なにが言いたいのよ」」
アスナの声がハモる。
「ティターニアよ、純情ぶるのは止したまえ。相手に性的接触を促せば倫理コードが発動して相手が消えるって事くらい、聡明な君ならわかるだろう?この世界ではキスまでならコミュニケーションツールとして許されている。私が言えるのはココまでだ」
下品な笑みを浮かべながら、オベイロンは消えていった。
世界樹の檻の中で二人きりになったアスナ。
周りにはだれもおらず、音すらもない。
ピリッとした緊張が二人に纏わりつく。
「何よ、何見てるのよ」
「アンタでしょ、見ているのは」
言葉ではけん制し合っているものの、内心は分かっている。目の前にいる自分そっくりの偽者とキスをしなければ自体は解決しない事。そして、ただのキスではない相手が自分に欲情するようなキスではならない事も。
どちらかともなく距離を詰めて近づく。頬を赤らめているのが目に見えてわかる。
「興奮しているの?さっさと私の体を触って消えなさいよ、偽者」
「興奮しているのはアンタでしょ、さっきから鼻息が顔にあたって気持ち悪いのよ」
互いに罵倒し合うが、お互いの吐息は荒くなっている。
キリトとキスをするときでも、こんなに興奮をすることは無かった。
意を決した二人は目をつぶり、唇を触れ合わせる。キリトとは男の人とは違った感触を味わう。
あ、柔らかい。
素直な感想だった。キリトの唇より目の前の、偽アスナの唇の方が肉厚で触れた時にプルっとした感触が唇に広がっていく。そのまま唇の感触を深く味わう。
カタっ……。
風で揺れた世界樹から音がすると二人は驚いて唇を離す。
結構長い時間唇を重ねてたいのだろう。口の中が少し乾いている気がする。
オズオズとお互いに目を合わせると……。
「お、お子様キスじゃ、私はエッチな気分にはならないわよ」
「わ、私だってそんなキスじゃ興奮しないわ」
自分から先に舌を入れるのは恥ずかしいからか、アンタが先に入れなさいよと言わんばかりに相手を誘う。
「ビビってるの?偽者アスナさんは?」
「偽者はアンタでしょ、ほら!来なさいよ!」
両手をバっと広げて相手を受け入れる体制をとるアスナ。
もう一人のアスナも意を決してその輪の中に入る。
輪の中に入ると相手は自分の体をギュっと抱きしめて、唇を押し付けて、チュッとキスをする。
負けじと自分も相手をギュっと抱きしめて、お互いが逃げられない状態になる。
唇の隙間から舌を出して相手の口内にスルリと舌を入れ込む。自分の口内と同じ温度なのだが、舌先が暖かな感覚を覚える。そのままお互いの舌を円を描くよう絡ませ合う。
気持ちいい。
頭が真っ白になるような感覚だ。
キリトとキスをする時も気持ちいいが、別の気持ちよさが自分相手にだと感じられる。
どこを舐めて欲しいのか、舌をどのように動かして欲しいのか。まるで全てが分かっているように目の前のアスナは気持ちいいポジションを舌で舐め上げてくる。
歯の付け根、上の歯の裏、舌先、自分がいま舐めて欲しいところ、力加減、スピード、全てが完璧すぎて股間が熱くなる。
『『う、うますぎ』』
内股をモジモジさせながらも、キスを続ける二人。
自分でも分かるくらいに、下着が濡れている。
キスだけでこんなに濡れるのは初めてであった。
『『キリト君とする時より濡れてるかも……』』
どちらも、相手が性的な行動をするようにキスをしているが、このままでは永遠にキスをしたままではないかと思い始める。この状況を打開する解決案を一つだけ思いた二人は、回していた手を離して、周りを確認する。
相変わらず周りには誰もおらず、いまだに自分達だけだ。
二人は深呼吸をして自分の服に手を伸ばす。
「逃げないでよね」
「逃げるわけないでしょ、そっちこそ逃げないでよね」
考えていることは同じだ。
スルスルと、服を脱いで生まれたままの姿になった二人。
裸になり、密着することで相手に手を出させようとする算段だ。
「ビビって無いでさっさと来なさいよ、NPCさん」
「NPCはあんたでしょ、私になりきって。生意気なのよ」
お互いに罵倒をしながらも、肌と肌を触れ合わせる。
服越しでは感じる事の出来なかった温もりがアスナを興奮させる。
舌と舌を絡ませ合う。
舌先で繋がれた淫猥な糸が怪しく光る。
アスナの胸同士が触れ合って固くなった乳首がも絡み合う。
「「ッん」」
小さく喘ぎ声を出す。
健康的な太ももが自然とお互いの股下に入る。
太ももに濡れるような感触がある。滑りが良くなった太ももはニッチャニッチャと股間を刺激する。
キスをして、乳首同士を触れ合わせて、太ももで性器を刺激する。
どう見ても性行為にしか見えないが、ゲームはこれを抱きしめるという行為として認識しており、二人に倫理コードは発動されていない。
二人は夢中で互いの口内を犯し合う。
口内を犯せば犯すほど、自然に体が動いて乳首と秘部を刺激していく。
舌を動かせば動かすほど、自分の意識がどこかにイッてしまいそうな感覚に陥る。
キリトとのセックスでは味わえなかった感覚だ。
「さ、さっさと偽者って認めなさいよ。じゃ、じゃないと」
「あ、あんたが認めなさいよ。こ、このままだと、ふ、二人とも」
「ッ!アアアアッ!」
「ダっ、ダメぇえ!」
我慢の限界が来ている、二人の意識が快感で真っ白になるのはもうすぐだ。
「「いやぁ、偽者でぇえ!イクッ、イッちゃうぅ!!」」
二人は相手をより一層強く抱きしめて、絶頂の快感に身を震わせると、青の光がお互いを包む。
意識はそこで飛んでしまった。
「お……、あ、す」
「オイ!アスナ!大丈夫か?」
黒髪の少年に揺り起こされる青髪の少女。
「あ、あれキリト君?」
「よかった。起きれるか?」
キリトの顔は少し赤くなっている。
「う、うん。って、きゃああ!」
自分が裸で有る事に気づいたアスナは脱ぎ捨て服を拾って、体を隠す。
「キリト君、む、向こう向いてて!」
そう言うと急いで服を着る。
「わ、わかったけど。なんで裸だったんだ?しかも服が二つ」
キリトの問いに当たりを見合わすと、もう一人の自分が居ない。
「そ、それはもう一人の私が……。ううん、なんでもない!暑かったの」
「暑かったからってお前……」
服を着ている時に、ポケットに違和感があった。
ポケットにはこう書いた紙が入っていた。
「まだ、勝負は終わっていない。あなたこの世界にいる限り、私はアナタを消しにかかる」
正体が分からないが、まだ相手は消えていなかった。
その文章を見てニヤリと笑うアスナ。
「そっか、また出来るんだね……。次はもっと、もっと」
「アスナ?何か言った?」
「ううん、なんでもない」
「よし、じゃあ逃げ出すぞ!」
キリトはアスナの手を握り、走り出した。
アスナはここから逃げる事より、違う事を考えていた。
次は、もっと。
もっと……。
はい!こんな感じでキスバトル書きました。
自分でもイメージが無いまま書きましたんで、だいぶ長くなってしまいました。
今回の画像はCHANCE_MAKER様のひと気のない所に有名ギルドの副団長がいたので持ち帰ってみんなと一緒にエッチするお話という作品です。気になる人はリンクからお願いします。
それでは、今日はここまで!
だぁ!
オーナーのkarimiです。
今回のお題は「ソードアートオンラインのアスナ同士の剣と剣での戦いからのキスバトルが見たいです。できればALOでの戦いでお願いします」というお題でした。
twitterではフタナリチンポチャンバラレズキスバトルにするみたいなツイートをしましたが、さてどんな作品になるのか?
ちなみに前回のお題はラブライブの同一CPが見たい、出来れば巨乳キャラというものでした。
SAOのアスナはゲームをやったことがあるので風貌は知っています。
そのゲームは2時間くらいやった記憶があります。
こんな感じのキャラです。剣を使って主人公を「キリト君」と呼ぶ印象が僕の中で有ります。
普通に可愛いキャラです。
ただ、僕があまり詳しくないだけです。
逆にkarimiが知っているキャラを当てるまで、お題を書くというのも有りですね(笑)
さて、書いていきますか。
「妖精王の妃」と彼女は呼ばれて、世界樹の檻に閉じ込まれていた。
誰もいない空っぽの空間。
居るのは自分だけ。
「いつまで私はここに居るんだろう。キリト君助けてよぉ」
ポツリと弱音を吐く。
思うのは自分が好きな人。
きっと彼が私を助けてくれる。
年頃の女の子が白馬の王子様が来るのを待ち焦がれるように、アスナもキリトが来てくれると思っていた。
夜空を見上げて、大好きな彼が来ると胸を焦がしていた。
妖精王の妃が二人いる―――
そんな噂が流れ始めて、自分の周りがざわつき出した。
妃は一人だけではないのか?今檻の中にいる女は誰なんだ?
困惑する周囲の状況にアスナは不安を感じていた。
噂が流れ始めてすぐに、アスナの檻の前に自分と全く同じ姿の女が連れて来られる。
「ティターニア、貴様は本物なのか?」
妖精王オベイロンが薄汚い笑みを浮かべながら、檻の中にいる少女に問いかける。
「本物も何も私はアスナよ、ティターニアなんかじゃない」
「ほう?ティターニアではなく、アスナか。なら、お前は誰だ?」
もう一人の自分と同じ姿をした女性が、檻の前にドンと押し出される。
「ちょっと!押さないでよ!私がアスナよ。なにがティターニアよ?突然連れてきて!」
二人の目が合う。
二人とも驚いた表情をする。
青く流れるような美しい髪。
豊満で揉みがいのありそうな胸。
引き締まったおなか。
プリっとしたお尻のライン。
そして、キリトが愛してくれた可愛らしい顔。
まさしく、自分そのものと言っても過言ではない少女が自分の前に立っている。
「あ、あなたは誰?」
「私はアスナよ。あ、あなたこそ誰なの?」
「わ、私がアスナよ。ちょ、ちょっとどういうことなの!?」
二人ともオベイロンの方を見る。
彼は変わらず下品な笑みを浮かべながらアスナの体を見ている。
「はて?私は本物のティターニアにしか興味は無い。どちらが本物ティターニアなのか、体を触って判断させて貰おうかな?」
いやらしい手つきをしたオベイロンが近づいてくると、二人は拒絶の反応を示す。
「ちょ、ちょっと寄らないでよ!」
「ち、近づかないで!変態!」
二人の声にたじろくオベイロン。
「クッ!だがしかし、本物のティターニアは一人だけ!偽者は私が直々にぃ!どうして偽者として我らの前に出てきたのか体に聞いてやろう」
ベロリと舌を出して、値踏みをするようにアスナたちを見るオベイロン。彼の股間の中のソレがズボンの上からでも分かるほど固くなっている。
「なら、話は簡単よ」
「ええ、簡単ね」
「「この子が偽者だから」」
二人は自分の目の前にいる青髪の少女に指をさす。
相手が自分を偽者と言っている事が分かると、眉が吊り上がる。
「は、はぁ!?なにいっているの?私が本物のアスナよ!」
「いやいや、後から来たくせに何言っているの!私が本物よ!」
檻を掴みあいながら、相手が偽者だと言い合うアスナたち。その姿を見てベロリと舌を動かすオベイロン。
「言い争うな、ティターニアよ。どちらが本物かは単純明快であろう」
そういうとオベイロンは何もない空間から、剣を二つ取り出した。
空間から出された剣はいわゆる、ブロードソードと言われる剣でレイピアより幅が広い武器だ。
オベイロンがパチンと指を鳴らすと、二人が掴んでいた檻のカギが外れて外に出られるようになった。
「手に取るのだティターニアよ」
ブロードソードはアスナ達の目の前に飛んできた。
剣の柄を掴む二人の青い少女。
「確かに」
「単純明快ね」
二人は距離を取るために大きく後ろに飛ぶ。その風圧で世界樹の葉がヒラヒラと宙に舞い踊る。
「理解するのが早くて、実にイイ!流石はティターニア、余の妃よ。より強い方が本物のティターニアである、単純明快であろう!アハーッハッハッ!」
オベイロンの高笑いが合図となり、二人の青は一気に相手に切り込む。
風の切り裂く音と剣と剣がぶつかる音が同時に鳴り響く。
素早い斬撃、斬撃に合わせるように剣を構えてそれを防ぐ。
返す刀で切り返すと、青の残像が真っ二つに切り裂かれるがその視線の先には何もない。
上空からビュンという音がする。
上を見ると青髪の少女が叩きつけるように、斬りかかってくる。
「貰った!」
その剣は地面を叩きつけると、目がチカとくらむような火花を作る。
躱された。
それに気づくと、自分の後ろ側から鋭い蹴りが飛んでくる。
剣を離して、猫が転がるように蹴りをよけると相手の腹へ突き刺すように蹴り出す。
ギイィィィィンっ!
足裏から金属音が聞こえる。足裏にはブロードソードの感触だ、防がれたのだ。
一転して攻守交代、蹴りを剣で防いだ青の剣士は相手の脚を振り払うように斬撃を繰り出す。
「てぃやああ!」
ビュン!そんな風切り音が聞こえるほどの速さの斬撃は、青髪を数本切っただけで本体を斬る事は出来ていなかった。本体は手放した剣を拾い、すでに此方に斬りかかってきている。
初撃を躱して、反撃の切り込み。
相手も同じように躱してくる。回り込んで斬りかかろうとすると、同じように相手もぐるりと回って切り込んでくる。
2度目の攻撃は刃にヒビが入るような衝撃だった。互いの剣と剣がぶつかり合い、いわゆる鍔迫り合いの状態になっている。自分が押し込むと、相手も負けじと押し込んでくる。刃のヒビがドンドン拡がっていく。
ここまでくると最早力比べ。
本物で有れば偽者よりも力が強いといわんばかりに、お互い引かずの力勝負。アスナにしては珍しく感情的な戦いになっている。それほどまでに自分の偽者が出てきたことに腹を立てているのだろう。
グっと剣を持つ手に力が入る。
ピシピシと音を立てるように剣が壊れていく。壊れるより先に相手を斬りつける為に、鍔迫り合いを止めて斬撃を互いに繰り出す。バチンと火花と刃が空に舞う。刃同士がぶつかって完璧にブロードソードが折れてしまったのだ。
その衝撃を感じた二人は再び後ろに距離を取るようにバックステップをする。
「ハァハァ。う、うそでしょ?私と互角なの?」
「に、偽者の癖に。つ、強い」
オベイロンは二人の余りの強さに少し引いている。
「ふ、二人とも。なかなかやるではないかぁ。きょ、今日はココまでにして決着は明日に回したら、ど、どうかね?」
オベイロンがそういって指先をパチンと鳴らす。そうするとアスナが幽閉されていた檻のドアがガチャンと閉まる。
それと同じタイミングでアスナたちの体を黒い球体が覆う。
「「ちょ、ちょっと。なによ!コレ」」
慌てる二人を余所に、オベイロンは指をもう一度鳴らす。
黒い球体に包まれた二人は窮屈な檻の中に詰め込まれる。
転送させられたのだ、オベイロンに。
「では、余の妃よ。余が離れている間にどちらが本物が結論を出しておくのだぞ」
オベイロンは自分自身も球体に身を包み始める。
「あ~、一つ言い忘れた。このゲームではNPCへの性行為に準ずる行動は出来ないように設定されている。つまりだ、NPCに性的接触をした場合はその相手は消えるって訳」
「「な、なにが言いたいのよ」」
アスナの声がハモる。
「ティターニアよ、純情ぶるのは止したまえ。相手に性的接触を促せば倫理コードが発動して相手が消えるって事くらい、聡明な君ならわかるだろう?この世界ではキスまでならコミュニケーションツールとして許されている。私が言えるのはココまでだ」
下品な笑みを浮かべながら、オベイロンは消えていった。
世界樹の檻の中で二人きりになったアスナ。
周りにはだれもおらず、音すらもない。
ピリッとした緊張が二人に纏わりつく。
「何よ、何見てるのよ」
「アンタでしょ、見ているのは」
言葉ではけん制し合っているものの、内心は分かっている。目の前にいる自分そっくりの偽者とキスをしなければ自体は解決しない事。そして、ただのキスではない相手が自分に欲情するようなキスではならない事も。
どちらかともなく距離を詰めて近づく。頬を赤らめているのが目に見えてわかる。
「興奮しているの?さっさと私の体を触って消えなさいよ、偽者」
「興奮しているのはアンタでしょ、さっきから鼻息が顔にあたって気持ち悪いのよ」
互いに罵倒し合うが、お互いの吐息は荒くなっている。
キリトとキスをするときでも、こんなに興奮をすることは無かった。
意を決した二人は目をつぶり、唇を触れ合わせる。キリトとは男の人とは違った感触を味わう。
あ、柔らかい。
素直な感想だった。キリトの唇より目の前の、偽アスナの唇の方が肉厚で触れた時にプルっとした感触が唇に広がっていく。そのまま唇の感触を深く味わう。
カタっ……。
風で揺れた世界樹から音がすると二人は驚いて唇を離す。
結構長い時間唇を重ねてたいのだろう。口の中が少し乾いている気がする。
オズオズとお互いに目を合わせると……。
「お、お子様キスじゃ、私はエッチな気分にはならないわよ」
「わ、私だってそんなキスじゃ興奮しないわ」
自分から先に舌を入れるのは恥ずかしいからか、アンタが先に入れなさいよと言わんばかりに相手を誘う。
「ビビってるの?偽者アスナさんは?」
「偽者はアンタでしょ、ほら!来なさいよ!」
両手をバっと広げて相手を受け入れる体制をとるアスナ。
もう一人のアスナも意を決してその輪の中に入る。
輪の中に入ると相手は自分の体をギュっと抱きしめて、唇を押し付けて、チュッとキスをする。
負けじと自分も相手をギュっと抱きしめて、お互いが逃げられない状態になる。
唇の隙間から舌を出して相手の口内にスルリと舌を入れ込む。自分の口内と同じ温度なのだが、舌先が暖かな感覚を覚える。そのままお互いの舌を円を描くよう絡ませ合う。
気持ちいい。
頭が真っ白になるような感覚だ。
キリトとキスをする時も気持ちいいが、別の気持ちよさが自分相手にだと感じられる。
どこを舐めて欲しいのか、舌をどのように動かして欲しいのか。まるで全てが分かっているように目の前のアスナは気持ちいいポジションを舌で舐め上げてくる。
歯の付け根、上の歯の裏、舌先、自分がいま舐めて欲しいところ、力加減、スピード、全てが完璧すぎて股間が熱くなる。
『『う、うますぎ』』
内股をモジモジさせながらも、キスを続ける二人。
自分でも分かるくらいに、下着が濡れている。
キスだけでこんなに濡れるのは初めてであった。
『『キリト君とする時より濡れてるかも……』』
どちらも、相手が性的な行動をするようにキスをしているが、このままでは永遠にキスをしたままではないかと思い始める。この状況を打開する解決案を一つだけ思いた二人は、回していた手を離して、周りを確認する。
相変わらず周りには誰もおらず、いまだに自分達だけだ。
二人は深呼吸をして自分の服に手を伸ばす。
「逃げないでよね」
「逃げるわけないでしょ、そっちこそ逃げないでよね」
考えていることは同じだ。
スルスルと、服を脱いで生まれたままの姿になった二人。
裸になり、密着することで相手に手を出させようとする算段だ。
「ビビって無いでさっさと来なさいよ、NPCさん」
「NPCはあんたでしょ、私になりきって。生意気なのよ」
お互いに罵倒をしながらも、肌と肌を触れ合わせる。
服越しでは感じる事の出来なかった温もりがアスナを興奮させる。
舌と舌を絡ませ合う。
舌先で繋がれた淫猥な糸が怪しく光る。
アスナの胸同士が触れ合って固くなった乳首がも絡み合う。
「「ッん」」
小さく喘ぎ声を出す。
健康的な太ももが自然とお互いの股下に入る。
太ももに濡れるような感触がある。滑りが良くなった太ももはニッチャニッチャと股間を刺激する。
キスをして、乳首同士を触れ合わせて、太ももで性器を刺激する。
どう見ても性行為にしか見えないが、ゲームはこれを抱きしめるという行為として認識しており、二人に倫理コードは発動されていない。
二人は夢中で互いの口内を犯し合う。
口内を犯せば犯すほど、自然に体が動いて乳首と秘部を刺激していく。
舌を動かせば動かすほど、自分の意識がどこかにイッてしまいそうな感覚に陥る。
キリトとのセックスでは味わえなかった感覚だ。
「さ、さっさと偽者って認めなさいよ。じゃ、じゃないと」
「あ、あんたが認めなさいよ。こ、このままだと、ふ、二人とも」
「ッ!アアアアッ!」
「ダっ、ダメぇえ!」
我慢の限界が来ている、二人の意識が快感で真っ白になるのはもうすぐだ。
「「いやぁ、偽者でぇえ!イクッ、イッちゃうぅ!!」」
二人は相手をより一層強く抱きしめて、絶頂の快感に身を震わせると、青の光がお互いを包む。
意識はそこで飛んでしまった。
「お……、あ、す」
「オイ!アスナ!大丈夫か?」
黒髪の少年に揺り起こされる青髪の少女。
「あ、あれキリト君?」
「よかった。起きれるか?」
キリトの顔は少し赤くなっている。
「う、うん。って、きゃああ!」
自分が裸で有る事に気づいたアスナは脱ぎ捨て服を拾って、体を隠す。
「キリト君、む、向こう向いてて!」
そう言うと急いで服を着る。
「わ、わかったけど。なんで裸だったんだ?しかも服が二つ」
キリトの問いに当たりを見合わすと、もう一人の自分が居ない。
「そ、それはもう一人の私が……。ううん、なんでもない!暑かったの」
「暑かったからってお前……」
服を着ている時に、ポケットに違和感があった。
ポケットにはこう書いた紙が入っていた。
「まだ、勝負は終わっていない。あなたこの世界にいる限り、私はアナタを消しにかかる」
正体が分からないが、まだ相手は消えていなかった。
その文章を見てニヤリと笑うアスナ。
「そっか、また出来るんだね……。次はもっと、もっと」
「アスナ?何か言った?」
「ううん、なんでもない」
「よし、じゃあ逃げ出すぞ!」
キリトはアスナの手を握り、走り出した。
アスナはここから逃げる事より、違う事を考えていた。
次は、もっと。
もっと……。
はい!こんな感じでキスバトル書きました。
自分でもイメージが無いまま書きましたんで、だいぶ長くなってしまいました。
今回の画像はCHANCE_MAKER様のひと気のない所に有名ギルドの副団長がいたので持ち帰ってみんなと一緒にエッチするお話という作品です。気になる人はリンクからお願いします。
それでは、今日はここまで!
だぁ!
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